おしりのブログ

10月14日

本日は、今週の相場の動きの復習と来週に向けてのレポートみたいにしようかと思います。

そもそものことの発端は米長期国債利回りの上昇による下落ですね。

長期国債の利回りが3.0%を超え、そこからさらに上昇して行きました。
その影響で米株式は大きなダメージを負い、ダウ、NASDAQ、N225の下落が始まりました。

このメカニズムを理解している方割と少ないので説明しておきます。

そもそも国債というのは長期になればなるほど利回りが良くなる順イールド

その逆で長期になっても一向に利回りが良くならない逆イールド(図省略)

それと短期国債と長期国債の利回りがほぼ同じになるイールドカーブのフラット化というものがあります。→こうなると暴落の可能性大
(最後に使うから覚えておいて)

で、
米国債市場では長期国債が3%以上になると以下のようなことが起こります。

長期国債が3%を超えた

投資家「株式投資するよりリスク少ないし国債買ったほうがよくね?」

株式に投資していたお金を国債に回す

株価下落

この流れ。

逆に長期国債利回りがあまりよくない時

投資家「国債儲からないし株やったほうがよくね?」

国債売って株に参入

株価上昇

 

というロジックがあるわけです。

なので今回も同じ流れでダウ平均の下落がスタートしました。
ここまでは定石通りでした。

 

長期国債利回りの上昇による株価の下落が起き始めた時
米財務長官ムニューシンが動きました。

「中国、為替いじってね??」と

この発言よくないんですよ。

つい先日まで米中貿易戦争やってたと思います。
「制裁だー!」とか「やられたらやり返す!」とか米中でやりとりがあって
ひと段落したこのタイミングでまたアメリカが中国にいちゃもんをつけるわけですよ。(チンピラかよ)

しかも為替操作なんてアメリカが一番露骨にやってるじゃんって思いますけどね。

 

これによって米中貿易戦争の激化懸念ってのが入りました。
またお互いいちゃもんつけ出す気がしてなりませんが。

で、投資家は考えるわけです。

「え、外需国の中国は大打撃じゃね?」

「持ち株売ってリスクオフしなきゃ」

中国株大幅下落(チャイナショック時の水準下回る)

 

この流れで中国株の下落が始まりました。

外需?なにそれ?ってなるよね

説明します。

中国って国はAppleやファストリやトヨタなどの大手企業の工場が多くあるんです。

そこで作ってるものって部品や製品の一部ってのが多くて単体では使えないんです。それらを輸出することで国の経済を保っているんですね。

これが外需です。

そんな国が貿易関係でまたダメージを食らう可能性が高かったらみんな株なんか持っていたくないですよね。

その下落が中国に工場を持っている株式会社に波及し
米株ならApple、Amazonの株価下落。ついでにFacebookは個人情報の流出で下落

NASDAQ大幅下落

日本株ならファストリが値がさの中でも一番きつかったのかなと思いますが
いろんな会社がダメージ受けてましたね

N225大幅下落

 

こういった流れで今回の下落が生まれました。

今年の2月の暴落の時と状況がすごく似ているんです。

あの時もきっかけは長期国債利回り関連でした。

 

だから「暴落」とコメンテーターさんは言います。

 

ですが私たちは少なくともパンピーではないわけです。

 

こんな気持ち悪いブログを読んでるそこのあなたは立派な個人投資家です。

 

目線を向けるのは酷似している点ではないです。

 

相違点です。

 

今年の2月と今回で大きな違いは何かというと

最初にお伝えしたイールドカーブなんです。

 

2月当時はイールドカーブはフラット化していました。
こちらが当時の利回りです(わかりにくいところを全部消してあります)

 

今はどうでしょう?
(こっちは今とったので消してないです)

 

見たらわかるかと思いますがフラット化どころか
しっかり順イールドなんです。

つまり米経済はいたって安定している状況
そして長期的に見ても高利回りが見込める国ということがわかります。

新規失業保険申請件数も60年ぶり?(忘れた)の最低水準だとかなんとか

トランプ大統領も「FRBが利上げしすぎちゃったからいい感じに戻したよね卍 計算どおりワロタ」みたいな発言もしています。

 

よってうまい投資家さんは「あ、押し目買いのタイミングだ」

といって買いを入れていたんです。が、思った以上に下げたので損切り。

売りが売りを呼ぶ相場となってしまいあそこまでの下落を見せたと。

 

こういうことですね。

 

 

ですので何度も言いますが上がる可能性は相当高いです。

だから買おう。

と思っていた矢先、土曜日に米財務長官ムニューシンが日本に対して

「円安誘導を防ぐ仕組みを導入しなさい」との要求をw

 

今はまだ具体的にどうという内容は出ていないですが、
どーすんのwwって感じですね。

これが市場に大きな影響になるかは朝一のチャートを確認しないとわからないですが、そこまで大きいものではないかと。

 

ふう。

 

長くなってしましましたがこんな感じで分析してます。

 

以上。

P.S.

無料でのブログはここまでにしようかと思っています。

相場解析に関しての話でおしりの日常は通常通り見ることができます。

文章を読むにはアクセスキーが必要になる仕様にしようかと…。あっ

仕様にしよう

はい。

そう思ってますので気になる方はDMか何かでお問い合わせください!