*このブログは今後の相場予測をする為のものではありません。
こんばんは
新年明けましておめでとうございます。
昨年はTwitter上で最高に楽しませて頂きました。
普段からリプやDMをくださる方々には感謝です。
今年もたくさん送ってください。
そしてうちの生徒さん達ですが、昨年はダントツでぶっ飛んでました。
そういう人の方が私は好きですし、色んな人が寄ってくると思います。
人間的に魅力があるということですね。
今年もその能力を存分に発揮してください。
もちろんトレードも生徒さん達は最強でしたね。
今年も最強の変人投資家として本領を発揮していきましょう。
と、このような形で新年の挨拶を済ませたわけですが
いやぁ、2020年ですよ。
皆さん。
今年の目標は決めましたか?
私はギターでメジャーデビューすることを目標に生きていきます。
嘘です。
でもギターは新しいの買いましたので届き次第ご報告致します。
では、早速ですが新年早々相場について語っていきましょう。
年始からびっくりですね。
イランを米軍が攻撃しました。
これによって市場は殆どが下落を起こしてます。
ドル円は一時108円を割る水準まで下落がありました。
日経も600円ほどの下落
ダウも500ドルほど下落がありました。
結構落ちましたねぇ
ですが反応はどちらかというと限定的でした。
というか、そもそもイランとアメリカの関係性を知らない人が多すぎるのでそこにまずフォーカスを当てましょうか。
イランとアメリカは仲が非常に悪いです。
これは前提として知っていてください。
かなり過去に遡りますが、1979年まではイランとアメリカはとても仲が良かったです。
アメリカがイランをいいように扱うことでイランの原油の利権をアメリカが獲得しようとしていました。
それに対して反対だったのがイラン国民でした。
イラン国民は「これではまずい」という事で
親米政権を倒しました。
これがイラン・イスラム革命です。
大元の原因はコレです。
中学生のいじめみたいですね。
昨日まで仲良かったのにあることをきっかけに犬猿の仲になってしまう。
そんな経験をされた方はいらっしゃるのではないでしょうか?
中学生なら可愛いんですが、なんといっても国同士ですからね。
大問題です。
で、これをきっかけに起こったのがアメリカ大使館占拠事件です。
大使館ってさすがに知ってるよね?
それを若者が占拠してそこの職員を444日(これ曖昧)くらい拘束した事件が起こりました。
もうこれはアメリカはブチギレよ。
何度か救出しようとしましたが全敗。
結局1年以上拘束されたんですね。
私は400日も拘束されたら精神崩壊します。
これでお互い「あの国はキチガイだ」なんて言い出す始末です。
そこから国交は断絶。
音信不通でした。
で、2002年にイランが核実験をやっているとの情報がアメリカに入りました。
当然アメリカ側からすれば敵が武器を持つのはこわいですよね。
ですからすぐに制裁を与えます。
周りの国々に対してイランと取引をしたらあかんよ。
取り引きしたらお前らにも罰を与えるからな!と。
まじで中学生の喧嘩ですね。
で、普通に考えて周りの国々は怖いですよね。
隣国が核兵器を持ってて、もし事故でも起こしたら被害が出ますしもちろん攻撃されたら怖いので対抗策として核兵器を作り始める可能性があります。(周りの国々が)
そうなってしまったら世界大戦ですよ完全に。
それを阻止すべくアメリカは交渉に出ます。
「イランに核兵器を作るのをやめてほしい」と
それと同時に諸外国に対してイランの原油を輸出できないようにしました。
イランはボコボコですよね。
経済的損失はかなりありました。
しかもイランは核実験をしていたわけではなく原子力発電所を作っていただけでした。
(本当かどうかはわからないですが、兵器ではないようです)
なんとも理不尽な制裁。笑
こんなことがあれば当然仲悪くなりますよね。
しかし、この状態を改善したのが前任のオバマ米大統領でした。
オバマさん曰く「中東の資源は世界的に重要だ」とのことで制裁を解除する方針を決めました。
しかし、核兵器を作られると困るので
条件を何個かつくりました。
濃度の高いウランを作らない
核の材料になるものは海外へ搬出…etc
諸外国はイランが核を作らないことを見張る
というものに合意することで
「イラン核合意」というのが2015年に起こりました。
で、今までの制裁は解除されました。
オバマさんすごい。
このままでよかったのにトランプ君は大統領になった途端にやらかすわけです。
トランプってオバマさん嫌いなんですかね?
オバマケアと言ってオバマの政策をひっくり返す政策を進んで行うんです。
大統領になって真っ先に行ったのは「イラン核合意の離脱」でした。
離脱したのだから制裁は復活するよね?!と言ってイランへの資源禁輸を再度発動しました。
イランからしたら一方的にイラン核合意を離脱され、さらに制裁の発動とは何事か?!という話になります。
それでまた喧嘩が始まったわけですね。
これがイランとアメリカの歴史です。
ここまでは大前提なので頭に入れておいてください。
で、昨年状況を見かねた日本の安倍ちゃんはイランに行くわけです。
日本はイランと昔から仲良しです。(90年仲良し)
日本とアメリカも仲良しです。
(一緒にゴルフする仲ですからね)
この2つの国の仲介をできるのは日本くらいしかありません。
この2国で戦争をされたら日本の資源は大打撃くらいますからね。
で、安倍ちゃんはイランのロウハニ大統領と最高指導者ハメネイ師と会談をします。
ちなみに力関係は
ロウハニ大統領 < ハメネイ師 です。
ハメネイ師のほうが重要なんですが、このハメネイさんはかなり長い間最高指導者をやっているのでアメリカがどんなやつかをよくご存じです。
その上で、会談の最中に「アメリカとはもう話したくない」と言っていました。
要するに話し合いによる合意の線はこの時点でなかったんですね。
で、そんな最中にホルムズ海峡にて日本のタンカーが何者かに攻撃をされます。
アメリカは即「イランの仕業だ!」と言いましたが、結局本当は誰の仕業だったのかわかっていません。
もしかするとイランを孤立させるためにアメリカがわざと仕掛けた攻撃かもしれません。
陰謀ですねぇ
そんな感じでイランとアメリカはバチバチだったわけです。
これは去年までの話で、今年に入って急展開が起こりました。
米がイランに対して攻撃を開始します。
で、数時間前にイランのソレイマニ司令官が殺害されました。
このソレイマニ司令官というのはイランの革命防衛隊という最高指導者直属の軍隊のトップです。
(大統領に属している国の軍隊とは別物)
イランのハメネイ師はブチギレですね。
確実に報復を行うということを言って事態は現在停滞しております。
市場参加者はこの続報を待つしかないのですが、私にDMで教えてくれた方がいますのでシェアしておきます。
現在イランは自爆テロを行う人間を募集しているようです。
アメリカに対してテロリズムで報復を行うようですが過去の9.11の様な大規模な内地でのテロは現在はセキュリティシステム的に不可能だそうです。
考えられるのは現地or周辺にある米軍基地に対してのテロではないか?と仰っていました。
果たしてそれがうまくいくのか?
という状況なのですが、
私たち投資家は何を考えるべきか?
まずは完全にリスクオフと言って問題ないでしょう。
石油関係はダメージが出やすいかと思うので
石油価格の高騰が予想されます。
加えてリスクオフと言ったら金だと思っている方が多いです。確かにそれも間違っていないです。
ですが、戦争となると重要になるのは金ではなく銅です。
銅価格が高騰する可能性が高くなります。
銅は銃弾に使われますからね。
ですので銅の推移、そして原油価格の推移からドル円の分析を行うのが最適かと思われます。
この局面は完全にテクニカルでは対処しきれませんので、テクニカルを過信しすぎると痛い目に遭うと思います。
これだけ書けば
なんだ、売ればいいのか。
と単純に考える方がいますが、そうではありません。
あくまで大きな流れの話であって細かいノイズについては言及していません。
現状マーケットの注目材料といえば中東以外にも米中、Brexitなど色々な情報があります。
加えて来週頭は大発会ということで御祝儀相場の可能性も拭えません。
米国内の株式も堅調に推移しています。
これらを全て踏まえた上での判断が必要です。
このブログは現状を把握するために書きました。
ブログの冒頭でもお伝えしましたが、今後の値動きを予測するものではありませんので再度ご確認をお願いします。
うちの生徒さん達はこれを踏まえた上でどの様な投資戦略を立てるか?
を明日の夜にブログで更新しますので確認をお願いします。
真面目に話を進めてしまいましたが
結局言いたいことは、
「今年もよろしく」ってことです。
仲良くしてください。
では。